ゴム午前=総じて続伸、上海高を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、買い先行。寄り付きでは、米中首脳会談を好感した上海夜間高を
受けて、買いが優勢となった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムがしっかりと推移し
ていることを受け、総じてプラスサイドでの取引となっている。TSR20は出来ず。

 午前11時41分現在のRSS3号は前営業日比3.2円安〜4.9円高。活発限月
の11月限は同4.9円高の297.3円、期先26年5月限は出来ず、推定出来高は
193枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、9月限のみ約定し、同155ポ
イント高の1万3760ポイント、推定出来高は62枚。

【11月限は300円付近の攻防へ】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海高を手掛かりに買いが先行している。活発
限月の11月限は、297.3円まで水準を引き上げている。6月2日以降、295円
台では売り浴びていたが、この価格帯を上抜きそうだ。目先、300円を試すことにな
りそうだ。
 ただ、米中通商協議が再び暗転するようなら、買いは継続しないだろう。米トランプ
大統領は、言動が二転三転する。米中関係ですは、積極的な買いは入りにくとみる。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は7月限と12月限が約定し、2.0セント高
と3.9セント高。TSRは20も買いが先行し、1.1〜2.0セント高で推移して
いる。
 上海ゴムは軒並み高。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前営
業日比190元高の1万3745元で推移している。

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