ゴム市況＝堅調、米中首脳会談を好感した上海高を映す

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
               　ＲＳＳ３　　　   　     　　      　    ＴＳＲ２０
   2025/06　　    2025/11　      2026/05          2025/07     　  2026/06
　306.8  + 4.3   294.3  + 1.9   292.0  + 5.0   　237.0   0.0     228.0   0.0
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 　　　上海ゴム９月限　　　　　13,650　  　　+　95（午後3時45分時点）
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【市況】
　ゴムＲＳＳ３号は、堅調。寄り付きでは、米中首脳会談を好感した上海夜間高を受け
て、買いが優勢となった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムがしっかりと推移してい
ることを受け、買いが先行した。ただ終盤は、上海ゴムが地合いを緩めたことから、上
げ幅を削る限月が目立った。ＴＳＲ２０は出来ず。

　大引けのＲＳＳ３号は、前営業日比０．３〜５．７円高、活発限月の１１月限は同
１．９円高の２９４．３円、期先２６年５月限は同５．０円高の２９２．０円、総出来
高は２９３枚、ＴＳＲ２０は全限が同変わらず。上海天然ゴム先物は９月限のみ約定
し、同１０５ポイント高の１万３７１０ポイント、他限月は同１２０〜１３０ポイント
高、総出来高は７２枚。

【産地価格は小じっかり】
　産地相場は、５月最終週からやや地合いを緩めていたが、下げも一服となっている。
６月５日のタイ南部の天然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営
業日比０．１１バーツ高の７３．１９バーツが提示されている。５月１９日に７６．８
９バーツに上昇後、７４〜７５バーツ台が中心となっていたが、５月３０日には７２．
９２バーツに下落した。現状、７３バーツ前後が支持となっている。

　短期的には、米中首脳会談を好感し、オファー価格を上昇しやすそうだ。ただ、上海
ゴムは、すでに伸び悩みをみせており、ＪＰＸゴムＲＳＳ３号の上値を追っての買いは
注意したい。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
　シンガポールゴム市場は、ＲＳＳ３号は買いが先行し、２．０〜３．９セント高。Ｔ
ＳＲ２０は序盤から買い先行した。午後になると、やや上げ幅を削り、０．３セント安
〜０．９セント高で推移している。
　上海ゴムは堅調、ただし上げ幅は縮小。中心限月の９月限は、夜間取引では買いが優
勢となり、前営業日比２０５元高の１万３７６０元で夜間取引を終えた。日中取引に入
ると、中盤までは買い優勢で推移し、一時１万３８００元まで上昇したが、終盤は上げ
幅を削った。

MINKABU PRESSS

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