[今夜の視点]海外原油=続伸か、米中貿易交渉の前進に期待

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比0.12ドル高の65.41ドルで推
移。本日これまでのレンジは65.29〜65.66ドル。
 昨日に続き本日もロンドンで米中貿易交渉が行われる。初日は6時間もの協議とな
り、ベッセント米財務長官やラトニック商務長官は交渉の成果を強調している。米中関
税戦争の一時停戦期間中に合意に至るとの観測が強まるならば、原油相場の戻りを後押
しするだろう。
 米国とイランの核開発協議については、イランが米国に非現実的な合意草案をつきつ
けるなど、イスラエルにとって腹立たしい展開となっている。報道によると、イランは
イスラエルの核兵器を廃絶するよう要求したもようだが、トランプ米大統領はどのよう
に立ち回るのだろうか。イランだけでなく、中国もロシアも米国にとっては手強い相手
であり、米国の弱体化があらためて認識されると、ドル安が本格化し、ドル建てで取引
されるコモディティを押し上げる可能性がある。
<今夜の予定>
◆ 南アフリカ ◆
【経済】20:00 製造業生産 2025年4月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【工業】6/11 05:30 週間石油統計(API)
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