●短期見通し原油、過熱感が強い値位置に=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 需給緩和見通しの売り優勢の展開になろう。ドライブシーズンに入るが、これから需
要環境・見通しの急激な改善は見込まれていない。一方、石油輸出国機構(OPEC)
プラス7月に向けて大規模な供給増に踏み切る計画になっている。米中通商環境の改善
期待はポジティブだが、石油需要見通しに対する大きな影響は想定されていない。米石
油リグ稼働数は減少傾向も、足元では増産圧力が止まっている訳ではない。価格低下に
よって、生産調整を促す必要性は解消されない。足元の需給にはタイト感も残される
が、時間の経過とともに需給緩和見通しが強まろう。60ドル台を維持できる見通しに
はない。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。