[今夜の視点]海外原油=続落か、米中通商協議の成果はあったのか?

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比0.03ドル高の65.01ドルで推
移。本日これまでのレンジは64.60〜65.01ドル。
 今晩の海外原油は戻り売り圧力が強く続落か。ロンドンで2日間にわたって行われた
米中通商協議が終了したものの、米中両国の発表からすると交渉が前進したのか停滞し
ているのか不明であり、警戒感が相場を圧迫しそうだ。
 ただ、米国とイランの核開発協議で、イランが強気に出ていることは中東情勢の不透
明感を高めるだろう。イランはイスラエルの核兵器廃絶を望んでいるうえ、この要望が
受け入れられる可能性がないにもかかわらず、米国に協議の継続を要請していると伝わ
っている。この態度は米国やイスラエルを苛立たせると思われる。なお、イランと米国
は12日に再び協議する予定。
<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】21:30 消費者物価指数 2025年5月(労働省)
【経済】6/12 03:00 財政収支 2025年5月(財務省)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
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