小反落、イスラエルは今のところイラン攻撃を見送り=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=68.04(-0.11 -0.16%)

 米国とイランの核開発協議が行き詰まっているなか、イスラエルがイラン攻撃を開始するとの観測が強まっていることが相場を一段と押し上げる場面はあったが、今のところ攻撃は見送られており、上昇が一服した。

 トランプ米大統領が相互関税の一時停止期限である7月9日を控えて、一方的に相互関税の税率を設定すると示唆したことは重し。トランプ米大統領は「2週間以内に関税率を設定している国々に書簡を送る」、「受け入れるか拒否するか選べということだ」と述べた。ベッセント米財務長官は相互関税の90日間の一時停止期間を延長する可能性が高いとの認識を示しているが、トランプ米大統領の発言を受けて関税を巡る混乱が意識された。

 時間外取引で7月限は一時69.29ドルまで上振れしたが、買いは続かず。押し戻されると通常取引開始前にかけて66.72ドルまで軟化した。ただ、通常取引開始後は下げ幅を縮小。プラス圏に浮上した後、小幅安で引けた。

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