前週は、カナダ森林火災、米中通商環境の改善期待で底固い展開になった後、中東地 政学リスクの織り込みで急伸地合に転じた。米国とイランの核協議が難航する中、イス ラエルが週末を前にイランに対する攻撃に踏み切った。両国の@間で攻撃の応酬が行わ れたことで、供給不安の織り込みから原油相場は急伸した。原油供給体制に何らかの影 響が生じるリスクが織り込まれている。1月21日以来の高値を更新した。 今週も、地政学リスクの消化からスタートする。焦点はイラン産原油供給への実害の 有無であり、イラン石油施設が攻撃を受ける事態になると、一気に80ドル台にレンジ を切り上げる可能性がある。一方、原油供給に影響が生じないのであれば、短期上昇リ スクを抱えつつも、徐々に価格は落ち着きを取り戻して反落するリスクが高まる。トレ ンドとしては、ダウントレンドにおける一時的な上昇に留まる見通しだが、売り再開の ためにはイスラエルとイランの攻撃の応酬が一服傾向を強めることが求められる。16日 に石油輸出国機構(OPEC)、17日に国際エネルギー機関(IEA)の月報が発表 されることがイベントリスクになる。 予想レンジは65.00〜80.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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