大阪9月限 日経225先物 38360 +580 (+1.53%) TOPIX先物 2780.5 +27.5 (+0.99%) 日経225先物(6月限)は前日比580円高の3万8360円で取引を終了。寄り付きは3万8070円と、シカゴ日経平均先物(3万7910円)を上回り、買い先行で始まった。直後につけた3万8000円を安値にロングが強まり、3万8180円まで買われた。買い一巡後は前場中盤にかけて3万8030円まで上げ幅を縮める場面もみられたが、前場終盤にかけて上げ幅を広げ、後場半ばには3万8320円まで上昇。終盤にかけて3万8210円まで調整する場面もみられたが、引け間際にはショートカバーとみられる動きが強まり、3万8360円と本日の高値で取引を終えた。 日経225先物はナイトセッションからの強い値動きが続き、先週末の下落部分を埋める動きをみせた。ボリンジャーバンドの+1σ(3万8140円)を回復してきたため、目先的には達成感は意識されやすかったが、+1σを上回っての推移が続いたことでショートカバーに向かわせ、+2σ(3万8550円)が意識されてきそうである。 為替市場ではドル円が1ドル=144円台半ばと円安に振れて推移していたことが材料視された。また、日経平均株価は寄り付き直後に6月のSQ値(3万8172.67円)を突破したことで、センチメント改善に向かわせたこともロングに振れやすかったとみられる。 そのほか、アドバンテスト <6857> [東証P]が1社で日経平均株価を約217円押し上げたほか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株の強い値動きが、日経平均型を牽引する形だった。 グローベックスのS&P500指数先物、ナスダック100先物は、現在プラス圏で推移している。先週末の大幅な下げに対する自律反発の動きをみせてくるようだと、安心感につながるだろう。ただし、中東情勢は沈静化の兆しがみられず、トランプ米大統領はイスラエルとイランの衝突に「関与する可能性はある」と述べたと報じられている。米国の軍事介入となれば地政学リスクが一段と高まる可能性があるだろう。 日経225先物は+1σを中心とした、25日移動平均線(3万7780円)と+2σとのレンジを想定しておきたい。主要7カ国首脳会議(G7サミット)にあわせた日米首脳会談でリスク選好の動きが強まる局面においては、+2σ突破から+3σ(3万8980円)に接近する場面もありそうだ。 NT倍率は先物中心限月で13.79倍に上昇した。13.69倍と低下して始まったが、25日線(13.66倍)が支持線として意識されるなかで、+1σ(13.74倍)を上回ってきている。+2σ(13.84倍)や5月14日の戻り高値13.86倍が射程に入ってきており、NTロングに向かわせよう。 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万7943枚、ソシエテジェネラル証券が1万2094枚、JPモルガン証券が3301枚、サスケハナ・ホンコンが3096枚、モルガンMUFG証券が1960枚、バークレイズ証券が1840枚、ゴールドマン証券が1832枚、野村証券が1523枚、日産証券が1432枚、ドイツ証券が1180枚だった。 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が1万5723枚、ABNクリアリン証券が1万4989枚、バークレイズ証券が5211枚、JPモルガン証券が4025枚、モルガンMUFG証券が2163枚、ゴールドマン証券が1965枚、ビーオブエー証券が1736枚、野村証券が1371枚、みずほ証券が1303枚、サスケハナ・ホンコン921枚だった。 株探ニュース
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