地政学リスクを背景とした金相場の急伸は続かなかった。13日は大きく買われてい たが、16日は早めに利食い売りが膨らんでいる。週末のイスラエルとイランの戦闘は 激しさが目立ったが、原油相場が軟化する一方、株式相場は買われている。原油供給に 実害が生じていないこと、イランが周辺国に仲介役を要請して停戦を目指しているとの 報道などが、安全資産に対する投資ニーズを抑制した。いずれにしてもウクライナや中 東情勢の不安定化は金相場を下支えし続けることになるが、急騰が続くためには株価急 落といった動きが求められることが確認できる。ただし、地政学リスク以外にも金相場 の上昇テーマは豊富にあり、週明け後も金上場投資信託(ETF)市場では買い圧力が 維持されている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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