株価指数先物【昼】 +2σ突破で過熱警戒もショートは控えておきたい

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比280円高の3万8790円(+0.72%)前後で推移。寄り付きは3万8240円と、シカゴ日経平均先物(3万8230円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。ただし、寄り付きを安値に上へのバイアスが強まり、現物の寄り付き時にはプラス圏を回復。その後、3万8500円~3万8600円辺りでの保ち合いをみせていたが、中盤以降にレンジを上抜け、終盤にかけて3万8810円まで上げ幅を広げている。

 朝方は中東情勢が一段と緊迫することへの警戒から売りが先行したものの、ボリンジャーバンドの+1σ(3万8260円)水準が支持線として機能する形から反転し、+2σ(3万8700円)を突破してきた。寄り付き後の急速な切り返しによってショートカバーの動きも強まったとみられる。+2σを突破してきたことで過熱感は警戒されるものの、ヘッジ対応の動きが意識されやすいため、ショートは控えておきたい。瞬間的には+3σ(3万9150円)辺りが意識されてくる可能性はありそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で13.83倍と横ばいで推移。朝方は13.79倍に低下する場面もみられたが、その後の切り返しにより、一時13.84倍とプラス圏を回復。+1σ(13.76倍)と+2σ(13.85倍)とのレンジ内での推移を継続している。

株探ニュース

このニュースの著者

Kabutan

有望株(銘柄)の発掘・選択をサポートするサイトです。株価 ニュース 決算 テーマや企業情報などが満載。 株価変動要因となる情報や株式の売買タイミングに役立つ情報、迅速な投資判断ができる仕組みを提供します。