【海外市場の注目ポイント】米FOMCなど

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 日本時間19日午前3時に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果、声明、参加メンバーの経済見通しや政策金利見通しが発表され、同19日午前3時半にはパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が行われる。市場では政策金利は現行の4.25%-4.50%に据え置かれることが確実視されており、声明、経済見通しや政策金利見通し、パウエル議長の会見が焦点となっている。2週間前に発表された今回のFOMCの討議資料となる米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、「幅広い調査先企業から今後、コストと価格の上昇ペースが加速すると予想している報告があった」、「一部の地区は、これらの予想されるコスト上昇を『力強い』、『大幅』、『著しい』と表現した」、「全地区の報告で、関税率の引き上げがコストと価格に上昇圧力をかけていることが示された」と指摘されていた。トランプ米政権の関税政策により今後インフレが再加速することが予想されていることで、今年の政策金利見通しが前回3月見通しの3.875%から上方修正されるようであれば、米FRBの利下げ観測が後退し、ドルが買われる可能性がある。
 
 また、このあとの海外市場では、欧州の中銀関係者が相次いで発言することになっている。日本時間午後4時半にエルダーソン欧州中央銀行(ECB)専務理事が講演、同午後5時半にパネッタ・イタリア中銀総裁が講演、同午後5時45分にエスクリバ・スペイン中銀総裁が講演、同午後6時半にビルロワドガロー仏中銀総裁が講演、同午後7時15分にクノット・オランダ中銀総裁が講演、同午後10時にパネッタ・イタリア中銀総裁が講演、同午後11時半にナーゲル独連銀総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁、パネッタ・イタリア中銀総裁、クノット・オランダ中銀総裁、エスクリバ・スペイン中銀総裁、センテノ・ポルトガル中銀総裁がイベントに出席する。
 
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