●短期見通し原油、先行き不透明感で高値波乱続く＝マーケットエッジ

　中東情勢緊迫化で急伸しており、目先はイラン情勢の進展状況に注意が必要。イスラ
エルとイランの交戦状態が続いているが、イラン産原油に供給障害が発生すると、
８０ドル台に乗せる可能性がある。足元では大規模な輸出障害は発生していないが、米
国の軍事介入の可能性も警戒されており、その際に中東情勢にどのような変化が生じる
のかは予想が難しい。また、イスラエルがイランの主要石油施設に対して大規模な攻撃
を実施すると、パニック的な急伸地合に発展する可能性がある。イスラエルとイランの
間で激しい交戦状態が続いている間は、地合が安定化しない。交戦状態が一服すると、
改めて需給緩和見通しを織り込もう。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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