大阪9月限ナイトセッション 日経225先物 38450 -60 (-0.15%) TOPIX先物 2786.5 -4.5 (-0.16%) シカゴ日経平均先物 - (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 19日の米国市場はジューンティーンス(奴隷解放日)の祝日で休場。米国による対イラン攻撃への関与についてトランプ米大統領は、「2週間以内に決断を下す」と述べたと伝えられている。欧州市場は中東情勢が一段と緊迫化しているとの警戒からリスク回避姿勢が強まり、ストックス欧州600指数は0.8%安、ドイツDAX指数が1.1%安、フランスCAC40指数は1.34%安、英FTSE100が0.5%安だった。 日経225先物(9月限)のナイトセッションは日中比10円安の3万8500円で始まった。その後はロング優勢のなかで3万8690円まで買われる場面もみられた。ただし、市場参加者が限られるなかで積極的な売買は手控えられ、中盤にかけて軟化し、一時3万8360円まで売られた。終盤にかけて持ち直しており、3万8450円でナイトセッションの取引を終えた。 グローベックスの米株先物はS&P500先物が0.9%安、ナスダック100先物は1.0%超の下落だったこともあり、売りが先行しやすいと考えられる。ただし、米国市場が休場で海外勢のフローは限られ、地政学リスクへの警戒から狭いレンジでの推移になりそうだ。オーバーウィークのポジションは避けられるだろうが、イラン攻撃についてトランプ大統領は2週間以内に判断を下すと述べていることで、積極的にショートを仕掛けてくる動きも限られそうである。 日経225先物はボリンジャーバンドの+1σ(3万8360円)水準で下げ止まりをみせており、+2σ(3万8850円)とのレンジ内での推移を継続している。週足では+1σが3万8190円、52週移動平均線は3万7930円辺りに位置している。これらを割り込む可能性は低いと考えられ、5月以降、終値で超えられなかった水準を上抜けて終えるとみられ、テクニカル面でのリバウンド基調は継続。 円相場は1ドル=145円台半ばで円安に振れて推移しており、1月下旬以降、上値抵抗線として機能していた13週線を上抜けてきている。円安が支援材料になる可能性も意識されやすく、スキャルピング中心のトレードとはいえ、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。そのため、オプション権利行使価格の3万8250円から3万8750円辺りでのレンジを想定する。+1σ水準での底堅さがみられる局面においては、ややロングの動きが強まるだろう。 19日の米VIX指数は22.17(18日は20.14)に上昇した。小動きではあるが、25日線(19.02)、200日線(19.65)から上放れてきており、75日線(23.64)を突破してくる可能性は意識しておきたいところだろう。週間形状では52週線(19.04)をサポートに26週線(21.30)を上回ってきており、13週線(24.72)辺りを試す可能性もありそうだ。 株探ニュース
有望株(銘柄)の発掘・選択をサポートするサイトです。株価 ニュース 決算 テーマや企業情報などが満載。 株価変動要因となる情報や株式の売買タイミングに役立つ情報、迅速な投資判断ができる仕組みを提供します。