ゴム午前=まちまち、円高や上海安から徐々に売りに転じる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、まちまち。寄り付きでは、上海夜間が小幅安となったものの、夜
間取引の反発地合いを継続し、買いがやや優勢で推移した。だが、中盤に入ると、ド
ル・円が円高方向に振れたことから、日中取引の上海ゴムが売り物がちで推移している
ことから軟化する限月が目立っている。TSR20は出来ず。

 午前11時33分現在のRSS3号は前営業日比1.8円安〜2.0円高。活発限月
の11月限は同2.0円高の297.8円、期先26年6月限は出来ず、推定出来高は
189枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、9月限のみ約定し、同115ポ
イント高の1万3805ポイント。

【ドル円は21日線に注目】
 今日の午前のJPXゴムRSS3号は、寄り付きでは、約定された限月は、プラスサ
イドで推移していたが、ドル・円がやや円高に振れたことを受けて、マイナスサイドに
振れる限月が出てきた。
 ドル・円は23日に148.03円まで上昇後、同水準で上値を抑えられると、昨日
は144.51円まで下落した。その後、144円台後半での取引が中心となってい
る。現在、21日移動平均線が144.53前後に位置しており、同線が支持となって
いる。同線をしっかり割り込むと、売りが加速し、節目の144円や6月16日の安値
143.65円を目指しそうだ。
 ドル・円が一段の円高に振れるようなら、JPXゴムRSS3号の売り圧力が強ま
り、活発限月の11月限は、節目の290円を試しそうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSRは20は買いがやや優勢とな
り、0.7〜0.9セント高で推移している。
 上海ゴムは総じて軟調。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前
営業日比20元安の1万3755元で推移している。

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