株価指数先物【昼】 +2σ突破でショートカバーを誘う動きに

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比400円高の3万9330円(+1.02%)前後で推移。寄り付きは3万9010円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8925円)を上回り、節目の3万9000円を回復して始まった。直後につけた3万8980円を安値にロングの勢いが強まり、終盤にかけて3万9370円まで上げ幅を広げる場面もみられた。

 米ハイテク株高の流れを引き継ぐ形からアドバンテスト<6857>[東証P]が1月10日以来の上場来高値を更新するなど、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を押し上げる形になった。日経225先物は現物の寄り付き直後にはボリンジャーバンドの+2σ(3万9180円)を捉え、その後の一段高によってショートカバーを誘う形にもなったようだ。オプション権利行使価格の3万9375円水準まで一気に買われたことで、短期的な過熱感から利食いも入りやすいだろう。

 NT倍率は先物中心限月で14.09倍に上昇した。一時14.10倍まで上げており、2月下旬以来の14.00倍台に乗せてきた。200日移動平均線(14.04倍)を上抜けたことでトレンドが強まる一方、+3σ(14.17倍)に接近しており、いったんはNTロングを巻き戻す動きも意識されてきそうだ。

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