●短期見通し原油、上値重いが値動き鈍化=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 中東情勢緊迫化で急伸していたが、イスラエルとイランの停戦合意で急伸前の価格水
準に戻している。この先はイラン核協議に注意が必要だが、地政学リスク主導の売買は
一服した。急伸後の急反落で価格は徐々に落ち着きを取り戻し、需給評価が中心の地合
に回帰する。米原油在庫の取り崩しはWTI原油にポジティブだが、一方で国際需給に
はタイト感は認められず、逆に緩和圧力が優勢になっている。緩やかな値下がり傾向が
支持されよう。供給障害の発生がなければ、先高感は乏しい。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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