ゴム午前=まちまち、期中は日中取引の上海ゴムの軟化を嫌気し売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、まちまち。寄り付きでは、上海夜間は小動きとなったものの、株
高を好感し、買いが先行する展開となった。だが、中盤に入ると、ドル・円が円高方向
に振れたうえ、日中取引の上海ゴムが下落したことを嫌気して、売りが先行し、総じて
マイナスサイドに沈んでいる。TSR20は出来ず。

 午前11時51分現在のRSS3号は前営業日比3.2円安〜8.0円高。活発限月
の12月限は同0.6円安の309.1円、期先26年6月限は出来ず、推定出来高は
232枚(前日夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、9月限のみ約定し、同90ポイ
ント安の1万3960ポイント。

【中国PMIは3カ月連続で50割れ】
 中国国家統計局が30日発表した6月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は
49.7となり、市場予想の49.6を0.1ポイント上回ったものの、5月の49.
5、4月の49.0に続き、3カ月連続で景況感の分かれ目とされる50.0を下回っ
た。
 項目別では、新規受注は前月比0.4ポイント上昇の50.2と3カ月ぶりに50を
上回り、生産は同0.3ポイント上昇の51.0と2カ月連続で50を上回った。だが、
雇用状況を示す従業員数が同0.2ポイント低下の47.9、また輸出動向を示す新規
輸出受注は同0.2ポイント高となったものの、47.7と引き続き50を下回ってい
る。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は12月限のみ約定し、0.9セント安。TS
Rは20は売り物がちの展開となり、0.6〜0.3セント安で推移している。
 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2025年9月限は、前営業日
比115元安の1万3930元で推移している。

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