ゴム午前＝総じてしっかり、上海高を好感

【市況】
　ゴムＲＳＳ３号は、総じてしっかり。寄り付きでは、上海夜間高を受けて、地合いを
引き締める限月が目立った。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが堅調に推移している
ことから、買い優勢となっている。ＴＳＲ２０は出来ず。

　午前１１時４７分現在のＲＳＳ３号は前営業日比１．２円安〜１．５円高。活発限月
の１２月限は同０．４円高の３１２．２円、期先２６年６月限は出来ず、推定出来高は
１２２枚（前日夜間取引含む）。上海天然ゴム先物は、９月限のみ約定し、同３５ポイ
ント高の１万４０８５ポイント。

【上海９月限は１万４０００元の攻防】
　上海ゴムの中心限月の９月限は、１万４０００元の攻防が続いている。９月限は、６
月４日に１万３２９５元まで下落し、一代の安値を使た。その後、１９日に１万４１０
０元まで上昇、２４日に１万３６４０元に押し戻されたが、２７日には１万４１６５元
まで水準を引き上げるなど、６月中旬以降は、１万４０００元を挟んでの取引となって
いる。
　現在、ゴム独自のファンダメンタルズからは積極的な買い材料は見当たらない。た
だ、上海ゴムが値位置的に安値圏での推移となっており、中国政府が景気テコ入れ策
を打ち出してくれば、急伸する可能性はあるので注意したい。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
　シンガポールゴム市場は、ＲＳＳ３号は出来ず。ＴＳＲは２０は売りがやや優勢とな
り、０．３〜０．１セント安で推移している。
　上海ゴムは軟調。午前１１時００分現在、指標限月の２０２５年９月限は、前営業日
比１１５元高の１万４０９０元で推移している。

MINKABU PRESS

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