ＮＹ金・銀市況＝続伸、米ＡＤＰ雇用者数は予想外に減少

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　　　　　　　　　　　 始　値　　 高　値　　　安　値　　　帳入値　　 前日比
   金　　    (25/ 8)  3350.0     3368.6      3337.2      3359.7     +  9.9
   　　  　  (25/12)  3403.7     3424.3      3392.9      3415.2     + 10.1
   銀　　　  (25/ 9)  3624.5     3681.5      3605.5      3672.7     + 33.0
   　　　　  (25/12)  3668.0     3725.5      3651.0      3717.2     + 33.0
　　　　　　　　　　　推定出来高　　前日出来高　　前日取組高　　  (前々日比)
　　金　　　 　　　    139,082       179,859       437,662        (+  2,948)
　　銀　　　　　　　    41,791        55,123       163,567        (+  1,208)
　注：４本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・ＮＹ為替　　　円　　　　ユーロ　　・ＮＹダウ　         44,484.42  -  10.52
     前日  143.40/42   1.1804/06   ・ナスダック         20,393.13  + 190.24
     本日  143.66/68   1.1797/99   ・１０年米国債利回り      4.29  +   0.04
・ＮＹ原油  (25/ 8)   67.45 + 2.00  ・ＳＰＤＲ保有金残高    948.23  -   4.30
注：SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時（日
本時間の翌日の午前8時）に更新予定。
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　ニューヨーク金、銀は続伸。前日比は金が９．８〜１１．３ドル高、中心限月の８月
限が９．９ドル高、銀が３２．９〜３４．４セント高、中心限月の９月限は３３．０セ
ント高。
　金８月限は続伸。時間外取引では、堅調な米経済指標と米国の財政不安を受け、もみ
合いとなった。欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、ＡＤＰ全米雇用
報告で雇用者数が予想外に減少したことを受けて買い優勢となった。
　銀９月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
　ニューヨーク金８月限は続伸。時間外取引では３３３７．２〜３３５８．６ドルのレ
ンジで推移、前日比２．８ドル高の３３５２．６ドルとなった。８月限は高寄りした
のち、堅調な米経済指標と米国の財政不安を受け、もみ合いとなった。欧州時間に入る
と、押し目を買われた。
　日中取引では、ＡＤＰ全米雇用報告で雇用者数が予想外に減少したことを受けて買い
優勢となった。利食い売りが出たが、序盤の高値を突破すると、３３６８．６ドルまで
上昇した。
　６月のＡＤＰ全米雇用報告によると、民間雇用者数は３万３０００人減となり、予想
外の減少となった。市場予想は９万５０００人増だった。
　ニューヨーク銀９月限は、時間外取引で３６０５．５〜３６５９．０セントのレンジ
で推移し、前日比５．３セント高の３６４５．０セントとなった。９月限は安寄りした
のち、押し目を買われたが、金の上値の重さを受けて上げ一服となった。欧州時間に入
ると、押し目を買われた。
　日中取引では、ドル安や金堅調を受けて押し目を買われた。時間外取引の高値を突破
すると、テクニカル要因の買いが入って３６８１．５セントまで上昇した。
　７月１日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの３７０４万８２００オ
ンス、銀は１０２万６７４２オンス減の５億００１８万３４４７オンス。

今日の材料
・欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は、ユーロ圏
のインフレ率がＥＣＢの目標を下回るリスクがあり、ＥＣＢが穏やかに支援的な政策ス
タンスを取る状況にあるとの認識を示した。
・６月のＡＤＰ全米雇用報告によると、民間雇用者数は３万３０００人減となり、予想
外の減少となった。減少は２０２３年３月以来、２年超ぶり。経済の先行き不透明感が
雇用の足かせとなった。市場予想は９万５０００人増だった。
・イングランド銀行のテイラー金融政策委員は、英経済のソフトランディング（軟着
陸）がリスクにさらされており、最近の指標は年内に４回ではなく５回の利下げが正当
化されることを示唆しているという認識を示した。
・国際通貨基金（ＩＭＦ）のアルフレッド・カマー欧州局長は、欧州中央銀行（ＥＣ
Ｂ）の金融政策について、インフレ見通しが大幅に変化しない限りは現行２．０％の預
金金利を維持すべきだと提言した。
MINKABU PRESS

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