［本日の見通し］石油＝堅調、ガソリン在庫の減少は需要の強さを示唆

　日中取引開始後、原油の２０２５年１１月限は上昇。ただ、夜間取引の高値から押し
戻されている。
　米石油協会（ＡＰＩ）が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比７１０万
バレル増となった。製油所稼働率が高水準を維持しているとすれば、輸入の増加や輸出
の減少が原油在庫を押し上げた可能性がある。一方、ガソリン生産量が上向いているな
か、ガソリン在庫が前週比２２０万バレル減となったことからすれば、需要は堅調に推
移している可能性が高い。米エネルギー情報局（ＥＩＡ）の週報ではガソリンなどの需
給動向のほか、米原油生産量にも目を向けておきたい。
　時間外取引でニューヨーク原油８月限は前日比０．２８ドル安の６８．０５ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは６７．７８ドルから６８．１９ドル。
　原油１１月限の予想レンジは６万０２００円から６万１２００円、ガソリン先限は
７万７５００円から７万８５００円、灯油先限は８万０５００円から８万１５００円。
MINKABU PRESS

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