株価指数先物【昼】 レンジ下限到達でショートカバーが入りやすい

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比150円安の3万9780円(-0.37%)前後で推移。寄り付きは4万0050円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万0045円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。ただし、直後につけた4万0130円を高値に軟化し、現物の寄り付き直後には下落に転じた。その後もじりじりと下値を切り下げる動きが続き、終盤にかけて3万9750円まで売られた。

 日経225先物は、4万円台を回復して始まったが、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9980円)を上回る水準では戻り待ち狙いのショートも入りやすいようだ。買い一巡後はロングを解消する流れとなったが、アドバンテスト<6857>[東証P]やディスコ<6146>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]といった指数インパクトの大きい値がさハイテク株の弱い値動きにより、短期的なショートを誘う形にもなったようだ。前場はオプション権利行使価格の3万9750円から4万0125円でのレンジで推移。4万円を挟んだ3万9750円から4万0250円でのレンジ下限に到達しており、後場はショートカバーを意識させよう。

 NT倍率は先物中心限月で14.02倍に低下した。一時14.07倍に上昇する場面もあったが、その後の低下で200日移動平均線(14.03倍)を割り込んできた。25日線(13.99倍)に接近する局面では、その後のリバランスを想定したNTロングでのスプレッド狙いに向かうかが注目される。

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