●短期見通し原油、売買交錯の地合が続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 需給評価が中心の地合になっている。その需給に関しては、ドライブシーズンのガソ
リン需要の底固さが相場を下支えしている。米原油在庫の水準が低いため、更に在庫取
り崩しがみられるかにも注意が必要。一方、70ドル水準では抵抗を受けており、季節
的な需給引き締まりの織り込みはピークを確認しつつある。60ドル台中盤から後半で
の取引を継続しつつ、8月に製油所稼働率の低下が促されると、徐々に60ドル台前半
に向けて地合が悪化しよう。突発的な供給障害の発生がなければ、価格リスクは徐々に
下向きに転換する見通し。ロシア産石油に対する制裁の議論に注意が必要。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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