[本日の見通し]石油=下げ一服、トランプ関税でBRICSは連携強化か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年1月限は下げ一服。夜間取引で売りは落ち着いて
いる。

 ルラ・ブラジル大統領はBRICS諸国とトランプ関税への対応を協議する必要があ
ると表明した。関税の水準からするとブラジルやインドに対して米国はかなり敵対的
で、ロシア制裁も強化する可能性がある。ブラジルはインドや中国とは個別に協議する
ほか、インドのモディ首相が今月後半にも中国を訪問見通しで、トランプ米大統領の経
済的な圧力を背景にBRICS諸国の連携が強まる兆候がある。モディ首相が訪中する
なら2019年以来。BRICS諸国が足並みを揃えて米国と対峙するなら、世界的な
ドル離れを加速させる可能性が高く、ドル建てで取引されるコモディティとっては支援
要因となりそうだ。
 時間外取引でニューヨーク原油9月限は前日比0.03ドル高の64.38ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは64.26ドルから64.45ドル。
 原油1月限の予想レンジは5万9000円から6万0000円、ガソリン先限は7万
7500円から7万8500円、灯油先限は8万0500円から8万1500円。
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