株価指数先物【昼】 +2σを抵抗に短期的なショートを誘う

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比50円安の4万3670円(-0.11%)前後で推移。寄り付きは4万3770円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万3805円)にサヤ寄せする形で、やや買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後には4万3880円まで買われたが、買い一巡後は中盤にかけて4万3420円まで軟化する場面もあった。ただし、終盤は再び上へのバイアスが強まり、下げ幅を縮めている。

 日経225先物は寄り付き直後にボリンジャーバンドの+2σ(4万3860円)を捉える場面もみられたが、同バンドに上値を抑えられる形で、中盤にかけて短期的なショートを誘う形になり、ロング解消の動きが入ったようである。ただし、終盤は持ち直しをみせているため、前日同様、後場に入りインデックスに絡んだ資金流入への思惑が高まりそうだ。もっとも、+2σが抵抗として機能するようだと、ロング解消の動きが強まる可能性がある点は警戒しておきたい。

 NT倍率は先物中心限月で13.98倍に低下した。一時14.03倍に上昇する場面もみられたが、その後は200日移動平均線(13.98倍)を割り込み、13.96倍に低下した。ただし、下値は25日線(13.94倍)が支持線として意識されているため、引き続き14.00倍を挟んだ攻防になりそうだ。

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