●短期見通し原油、地政学リスク警戒も戻り売り＝マーケットエッジ

　マクロ需給の緩和見通しで、戻り売り優勢の上値の重い展開が続く見通し。需要の伸
び鈍化が進む一方、石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）プラスなどの供給の拡大を受けて、時
間の経過とともに需給緩和が進む見通しにある。中国の備蓄購入の動きが商業在庫の伸
びを抑制しているが、先高観の形成は難しい。ロシア産とイラン産の供給不安が強いた
め、突発的な上昇リスクを抱えるも、戻り売り優勢の地合が続く可能性が高い。１１日
に国際エネルギー機関とＯＰＥＣの月報が公表される。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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