シカゴ大豆市況=反落、米産地の収穫進行や原油安を受けた大豆安の軟調で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/11   1,049.25    1,052.75    1,042.00    1,043.75     - 6.00
   2026/01   1,068.25    1,072.00    1,061.50    1,063.00     - 6.25
   2026/03   1,083.50    1,086.75    1,076.50    1,078.00     - 6.25
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       166,506       176,110        895,633   (+  9,174)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(9月23日〜9月27日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並。
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 大豆は反落。終値の前営業日比は6.25〜3.25セント安。中心限月の11月限
は6.00セント安の1043.75セント。
 米産地での収穫進行に加え、米公開市場委員会(FOMC)での利下げ織り込み感や
原油市場の軟調を受けた大豆油の軟調な動きが重石となり、売り優勢となった。ただ、
11月限は9月15日以降、ほぼ同じレンジで高下しており、模様眺めの雰囲気の強ま
りも窺わせる動きとなった。

 期近11月限は1049.25セントで取引を開始。アジアの時間帯序盤は1050
セント台前半でもちあったが、その後は軟化しアジアの時間帯中盤から欧州の時間帯に
かけて1047セントを上値抵抗線としてもちあった。シカゴの時間帯に再浮上して
1052.75セントの高値を付けたが転売の動きが再び強まって値を落とし1042.
75セントの安値を記録。終盤は1044セントを上値抵抗線として、この日の安値圏
でもちあったまま引けを迎えた。

*米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトではミズーリ—バレー中部で散発的な降雨が発生し気温は低下。ミシシ
ッピーバレーより東部では気温が上昇し、コーンと大豆の成熟が進行しているが、土壌
水分の減少が未成熟の夏穀物にマイナスの影響を与えている。
 今後数日間、ゆっくりと移動する低気圧の影響でプレーンズ及びミシシッピーバレー
では今後5日間は25〜50ミリの雨量を伴う降雨が見込まれる。
 9月22日〜26日にかけて全国的に気温は平年を上回るが、特にプレーンズ北部お
よび五大湖周辺北部で気温が上昇する可能性が高い。雨量は東部および中西部南部では
平年を上回るが、プレーンズ北部および中西部北部の雨量は平年を下回る見込み。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。

 プレーンズではカンザス州より北の地域で気温が低下し散発的な降雨が発生。雨で農
作業のペースは鈍化しているが、土壌水分は回復し作付けされたばかりの冬小麦にとっ
ては慈雨となっている。
 米国南部では、温かくほぼ降雨が発生しないなか夏穀物の収穫および成熟が進行中。
 大豆製品は、共に大豆の軟調に追随。大豆油は原油市場の軟調も弱材料視されて
下げ幅が大きくなった。
 大豆粕12月限は前日比0.40ドル安の285.70ドル。
今日の材料
・米コーンベルトではミズーリ—バレー中部で散発的な降雨が発生し気温は低下。
・ミシシッピーバレーより東部では気温が上昇し、コーンと大豆の成熟が進行。
・9月22日〜26日にかけてプレーンズ北部および五大湖周辺北部で気温が上昇
 する可能性が高い。

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