コーン週間展望＝ハーベストプレッシャーや小麦価格の低迷は下振れリスク

                   ［10月13日からの１週間の展望］
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　　　　　週間高低（カッコ内は日付）　　　10月6日〜10月10日
　      　　　 　始　値　 高　値　　 　安　値　     終　値   前週末比
＜東　京＞ 先限  39,000   39,600       39,000       39,000    0
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＜シカゴ＞9日終値　前週末比 　  ｜9月28日現在の米国産コーン作柄報告
   25/12  418.25   -0.75       ｜デント（95% 前週 91% 前年 95％、平年96%）
　　26/03　434.00   -1.75 　　　｜成熟（71% 前週56% 前年73%、平年74%）
                               ｜収穫（18% 前週11% 前年20%、平年19%）
                               ｜作柄報告
                               ｜「良」以上：66％（前週66%、前年64%）
　　                            ｜「劣」以下：10％（前週10%、前年12%）
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東京外為市場　円相場(本日 15:15現在) 152.70円  前週末比 5.15円の円安
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　【前週のレビュー】シカゴコーンは収穫率が５０％を超えるまでは売りの口実材料と
されるであろう。ＵＳＤＡから統計発表見送りで新規売買は慎重姿勢かとした。
【シカゴコーンは月例需給報告の発表なく、もみあい】
　シカゴコーンはもみあいで推移した。米政府機関の閉鎖により、週間作柄報告、収穫
率、週間輸出成約高、９日に発表予定であった月例需給報告の発表はなかった。収穫は
順調に進んでいるとみられ、９日現在で４５％前後まで進展していると予想。引き続
き、ハーベストプレッシャー（収穫期の売り圧力）は強いが、大豆の反転、小麦の底堅
さに支援され、下値を切り上げた。
　期近１２月限は今月１日に８月２９日以来の安値となる４１０．５０セントの安値を
つけたが、その日のうちに反発に転じた。２日以降、緩やかに下値を切り上げた。横ば
い状態にある２５日移動平均線（４２２セント）を挟んでのもみあいとなったが、９日
に４１８セントまで軟化した。まだレンジ相場であるが、当面は４１７〜４２５セント
のレンジをどちらに放れるかに注目。９日時点で週足は４週連続の陰線引け状態。１０
日の取引で４１７セント割れから一段安となった状態で引けるとテクニカルは売り方に
有利に傾く。
　米国産コーンの収穫が本格化するシーズンとなり、引き続きハーベストプレッシャー
（収穫期の売り圧力）が強いとみられ、４２０セント台では戻り売りが待ち受けか。相
関性の強いシカゴ小麦期近１２月限が９日、５０６．５０セントで引け、今月１日につ
けた一代安値５０２セントに近い水準で低迷しており、下振れリスクとなろう。
【とうもろこしはの取引は事実上、終焉】
　とうもろこしは、２日時点の総取組高は８枚のみ。各限月の取組高が１ケタ、または
ゼロ状態で、事実上、取引は終焉。新規売買は参加しにくい。
＜当面の予定（イベント・経済統計）＞
１３日　●スポーツの日、米国（コロンブスデー）、カナダ（感謝祭）
　　　　中国貿易収支 2025年9月（税関総署）
１４日　英雇用統計 2025年9月（国立統計局）
　　　　独消費者物価指数 2025年9月確報（連邦統計庁）
　　　　独景況感指数 2025年10月（ZEW）
       米週間穀物輸出検証高（USDA）
　　　　米国産コーン・大豆作柄報告（USDA）
１５日　中国消費者物価指数 2025年9月（国家統計局）
　　　　中国生産者物価指数 2025年9月（国家統計局）
　　　　ユーロ圏鉱工業生産 2025年8月（EUROSTAT）
１６日　米消費者物価指数 2025年9月（労働省）
　　　　米製造業景況指数 2025年10月（ニューヨーク連銀）
　　　　米地区連銀経済報告・ベージュブック（FRB）
１７日　機械受注 2025年8月（内閣府）
　　　　英貿易収支 2025年8月（国立統計局）
　　　　英鉱工業生産指数 2025年8月（国立統計局）
　　　　ユーロ圏貿易収支 2025年8月（EUROSTAT）
　　　　米小売売上高 2025年9月（商務省）
　　　　米新規失業保険申請件数（労働省）
　　　　米生産者物価指数 2025年9月（労働省）
　　　　米製造業景況指数 2025年10月（フィラデルフィア連銀）
　　　　米企業在庫 2025年8月（商務省）
１８日　ユーロ圏消費者物価指数 2025年9月確報（EUROSTAT）
　　　　米住宅着工・許可件数 2025年9月（商務省）
　　　　米輸出入物価指数 2025年9月（労働省）
　　　　米鉱工業生産・設備稼働率 2025年9月（FRB）
　　　　対米証券投資 2025年8月（財務省）
　　　　米週間穀物輸出成約高（USDA）
　　　　建玉明細報告（CFTC）
※米政府機関閉鎖の影響で米経済指標の発表が延期になる可能性があります。


　　　　MINKABU PRESS
　 　 　※投資や売買は御自身の判断でお願いします。

• ＮＹ金１２月限は１２６．２ドル高の４１２６．６ドルで推移
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