●短期見通し金、過熱感抱えた上昇地合＝マーケットエッジ

　高インフレ環境における米利下げ開始で堅調地合が続きやすい。１０月２８〜２９日
の米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）では、９月に続く０．２５％の追加利下げが予想
されている。政府機関の閉鎖が解消される見通しが立たないこと、さらに米中関係の不
安定化も安全資産に対する投資ニーズを高める。過去最高値更新が続くが、需要が大き
く落ち込まない。短期的な過熱感が極めて強いため、乱高下しやすい環境だが、金上場
投資信託（ＥＴＦ）の大規模売却がみられなければ、押し目買い優勢の地合は崩れない
見通し。４１００ドル到達で、５０ドル、１００ドル刻みで上値切り上げを打診しよ
う。
（マーケットエッジ・小菅　努）

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