［今夜の視点］金・銀＝米中の貿易摩擦などに対する懸念

　金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米中の貿易摩擦に対する懸
念や米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の利下げ見通しを受けて押し目を買われた。アジア市
場では、朝方の４１６３．２３ドルから、最高値更新後に上げ一服となった。午後に入
ると、押し目を買われ、史上最高値４１９２．７２ドルを付けた。
　トランプ米大統領は、中国との食用油貿易を停止する可能性があると述べた。中国は
米国産大豆の購入を拒否している。米中の貿易摩擦に対する懸念が強い。米上院でつな
ぎ予算案が否決された。８回目の否決となった。米大統領は、、現在続いている連邦政
府機関の閉鎖に伴って撤廃する「民主党の政策」のリストを１７日に発表する予定だと
述べた。米政府機関の一部閉鎖が長期化する可能性が高まったことも支援要因である。
＜今夜の予定＞
・ユーロ圏鉱工業生産 2025年8月（EUROSTAT）
・米消費者物価指数 2025年9月（労働省）、24日に発表
・米製造業景況指数 2025年10月（ニューヨーク連銀）
・米地区連銀経済報告・ベージュブック（FRB）
MINKABU PRESS

• 午後のプラチナは堅調、押し目を買われる
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