貴金属は、続伸して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高と円安を受けて買い優 勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高と円安を受けて 堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は68.47ドル高 の4030.73ドル、銀が118セント高の4887セント、プラチナが9.20ド ル高の1603.40ドル、パラジウムは34.67ドル高の1454.64ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=154.09/11円で、前営業日の 大引け時点から0.57円の円安。 8月限の寄り付き目安は、金が2万0240円前後、銀は230.0円前後、プラチ ナは7375円前後、パラジウムは7000円前後。 【NY金は米中の通商合意で買い戻される】 金はきのうの海外市場は、米中の通商合意を受けて買い戻し主導で上昇した。 金は米中の通商合意が支援要因になった。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席 は、韓国南部の釜山で会談した。中国政府は会談後、米国が問題視していたレアアース (希土類)輸出規制の導入を1年間延期すると発表した。トランプ氏は合成麻薬「フェ ンタニル」の米国流入問題に中国が取り組むとして、対中関税を10%引き下げる方針 を示した。中国側は米国の関税に対する報復措置を見直すほか、縮小していた米国産大 豆の購入も拡大する。 バンス米副大統領は、 トランプ大統領が国防総省に対し核兵器の試験を直ちに開始 するよう指示したことに関連し、米国にとって核戦力の検証は国家安全保障の確保に重 要になるとの考えを示した。 米共和党のスーン上院院内総務は、11月4日に実施される一部の州や都市の選挙が 終われば、政府機関再開に向けた協議が「やや容易になる」との見通しを示した。「わ れわれが譲歩したか屈したかのように見られることで、投票率を下げたくはない」と述 べた。 銀はきのうの海外市場は、米中の通商合意や金堅調を受けて買い優勢となった。 【プラチナは米中の通商合意などが支援】 プラチナはきのうの海外市場は、米中の通商合意などを受けて買い優勢となった。 プラチナは米中の通商合意などが支援要因になった。米中の通商合意を受けて貿易摩 擦に対する懸念が後退した。ただ一部で貿易戦争終結への楽観に懐疑的な見方が出てい る。ベセント米財務長官は、中国との貿易合意が「来週にも署名される」との見通しを 示した。一方、上海プラチナの出来高がここ2日間、減少しており、買いが再開される かどうかも確認したい。 <今日の予定> ・労働力調査(失業率) 2025年9月(総務省) ・鉱工業生産指数 2025年9月速報(経済産業省) ・小売業販売額 2025年9月速報(経済産業省) ・中国製造業購買担当者景況指数 2025年10月(中国物流購買連合会) ・中国非製造業購買担当者景況指数 2025年10月(中国物流購買連合会) ・ユーロ圏消費者物価指数 2025年10月速報(EUROSTAT) ・米個人所得・支出 2025年9月(商務省)、発表延期見通し ・米雇用コスト指数 2025年7-9月期(労働省)、発表延期見通し ・シカゴ購買部協会景気指数 2025年10月(シカゴ購買部協会) ・建玉明細報告(CFTC)、発表延期見通し MINKABU PRESS 東海林勇行
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