シカゴコーン市況=期近から急反落、旧穀年度の飼料用需要の落ち込みが顕著

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2025/12     441.50      442.75      429.50      430.25      -11.25
  2025/03     455.25      457.00      443.25      444.00      -11.50
  2026/05     463.00      464.75      451.50      452.25      -10.75
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物        未入電        774,350        1,610,782 (+ 34,929)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
=======================================
    米 国 コ ー ン(11月14日発表)     単位:百万Bu
    ───────────────────────────────
                              2025/26年度             2024/25年度
         発表日            11/14      9/12         11/14      9/12
    ───────────────────────────────
    作付面積             98.7      98.7         90.9     90.6
    収穫面積             90.0      90.0         83.0     82.9
    単  収            186.0     186.7        179.3    179.3
    期初在庫            1,532     1,325        1,763    1,763
    生  産           16,752    16,814       14,892   14,867
    輸  入               25        25           20       20
    供給合計           18,309    18,165       16,675   16,650
    飼料用             6,100     6,100        5,492    5,675
    食品・種・工業用        6,980     6,980        6,821    6,820
    内エタノール          5,600     5,600        5,436    5,435
    国内消費計          13,080    13,080       12,314   12,495
    輸  出            3,075     2,975        2,830    2,830
    需要合計           16,155    16,055       15,144   15,325
    期末在庫            2,154     2,110        1,532    1,325
    農家平均価格            400       390          424      430
    在庫/消費率           13.3      13.1         10.1      8.6
    ───────────────────────────────

 注)作付面積=百万エーカー、収穫面積=百万エーカー、単収=Bu/エーカー、
   農家平均価格=セント、在庫/消費率は%
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*米気象庁発表の6−10日予報(11月20日−11月24日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 コーンは期近から急反落。前日比は11.50〜2.75セント安。12月限は
11.25セント安の430.25セント。
 注目された米農務省(USDA)の需給報告は中立〜やや弱気の評価だったが、これ
までシカゴ穀物の騰勢を主導してきた大豆が大きく崩れたためコーンの下げ幅も大きく
なった。米国産の新穀の生産高や単収は下方修正されたものの、旧穀の国内消費が大き
く下方修正(飼料用の落ち込みが主因)されたことで、旧穀の期末在庫が上方修正。こ
れにより新穀の期末在庫も上方修正され弱気された。また大豆同様、ブラジルの旧穀の
生産高が上方修正されたことも嫌気された。

 12月限は441.50セントで取引を開始した後、アジアの時間帯〜米国の時間帯
前半までは440セント台を維持するこう着商状となっていたが、需給報告の発表後は
き大きく崩れて、安値は429.50セントまであった。引けは何とか430セント台
を維持した。
 USDAの需給報告に関しては、米国の生産高が167億5200万Bu(9月は
168億1400万Bu)、単収が186.0Bu(同186.7Bu)と下方修正さ
れたものの、旧穀年度の国内消費が123億1400万Bu(同124億9500
Bu)と大幅に下方修正されたことで、旧穀年度の期末在庫、新穀年度の期末在庫が玉
突き状態で上方修正された。新穀年度の期末在庫21億5400万Bu(同21億
1000万Bu)。
*南米諸国の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 ブラジル産地では今週末にかけて前線の到来でまとまった降雨が見込まれる。来週前
半には産地南部から中部にかけて前線の北上して停滞するだろう。おしなべて潤沢な土
壌水分で生育シーズンの初期段階を迎えている。
 アルゼンチン産地では大半の地域で潤沢な土壌水分となっているが、今週末さらに前
線の通過が見込まれており、後半に降雨が予想される。ただその後は11月後半から
12月にかけて少雨傾向に変化する可能性があり、気温上昇すれば、コーン、大豆の作
柄が変化する可能性もあるので注意したい。
 シカゴ小麦も期近から急落。シカゴ穀物全面安の様相のなか、小麦自体もUSDAの
需給報告で米国産の生産高が19億8500万(同19億2700Bu)、期末在庫が
9億0100Bu(同8億4400万Bu)と上方修正されたことに圧迫された。
 12月限は前営業日比11.25セント安の430.25セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 プレーンズ北部では14〜15日にかけて前線が通過する。雨量は多くないが気温が
低下する見込み。来週にかけては複数の低気圧の通過でより広範な地域で降雨となりそ
うだ。
 中部や南部では今週末も平年を上回る気温が続く見込み。来週前半に低気圧が通過し
て雨量が増加しそうだ。

今日の材料
・ブラジル産地では今週末にかけて前線の到来でまとまった降雨見込み。
・アルゼンチンでは今週末さらに前線の通過が見込みも、その後少雨傾向に変化する可
 能性。
・米国の生産高が167億5200万Bu(9月は168億1400万Bu)、
 単収が186.0Bu(同186.7Bu)と下方修正された一方、期末在庫は21
 億5400万Bu(同21億1000万Bu)と上方修正=USDA需給報告。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。