シカゴ大豆市況=小幅反落、中国向け大口成約で一時上昇も転売で下押される

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2026/01   1,155.50    1,169.50    1,147.75    1,153.50     - 3.75
   2026/03   1,161.50    1,172.50    1,154.25    1,160.25     - 3.00
   2026/05   1,168.25    1,177.75    1,161.25    1,167.25     - 2.75
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       218,202       415,507        980,193   (+ 9,360)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(11月24日−11月28日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
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 大豆は小幅反落。前日比は3.75セント〜1.00セント安。
 米農務省(USDA)が中国向けの大口成約を発表したことを受けて値を伸ばし24
年6月以来の水準に達する場面も見られたが、利益確定の動きが広がったことで反落に
転じ軒並み軟調となった。

 期近1月限は1155.50セントで取引を開始。その後のアジアの時間帯のほとん
どは1155セントを上値抵抗線とする低迷となった。欧州の時間帯に地合いを引き締
めて1160セント台に到達した後、中国向けの大口成約発表を受けて1169.50
セントの高値まで値を伸ばしたが、すぐに転売に下押されてマイナスサイドに値を落と
した。その後は1160セントが上値抵抗線として意識される低迷となり、この日の
安値圏で終了。
 米農務省(USDA)は中国向けで25〜26年度積み、79万2000トンの大口
成約を発表した。

*南米諸国の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 ブラジル産地ではこの数日は前線の影響でまとまった雨量を伴う降雨が発生。この前
線は北部に停滞しているが、一方の中部および南部では今週後半から週末にかけて降雨
が見込まれる。ブラジル南部ではアルゼンチンから北上してきた前線による雨量が限ら
れると予想されるため、12月の生育最盛期にかけた生育環境の悪化が懸念される。
 アルゼンチン産地では土壌水分は潤沢が保たれている。ただ、今後はしばらくの間、
まとまった雨量を伴う降雨をもたらす前線は到来せず、局地的程度の降雨が続くだろ
う。現在の土壌水分は潤沢だが、今後、まとまった雨量を伴う降雨が見られなければ乾
燥傾向が徐々に強まるリスクが高まっている。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 プレーンズでは低気圧が到来しているが、雨量は及び雨となる地域は北部に限られて
いる。19日にはより勢力の強い低気圧が到来するため、21日にかけて広い範囲で降
雨となる見込み。この雨は冬小麦にとって慈雨となる。また、24日前後には新たな低
気圧が到来し、再度、降雨となる見込み。気温は24日にかけて平年を上回る見通しだ
が、11月27日前後には強い勢力の低気圧が到来し、気温が低下すると予想される。
る。
 大豆製品は、大豆粕は大豆の軟調を受け売り優勢で終えた。前日に値を伸ばしていた
反動から下げ幅は大きくなった。一方の大豆油は原油の堅調が手掛かりとなって堅調で
終えた。
 大豆粕12月限は前日比3.80ドル安の327ドル。
今日の材料
・ブラジル産地ではこの数日は前線の影響でまとまった雨量を伴う降雨が発生。
・ブラジル産地では12月の生育最盛期にかけた生育環境の悪化が懸念される。
・プレーンズでは11月27日前後には強い勢力の低気圧が到来し、気温は低下へ。
・USDAは中国向けで25〜26年度積み、79万2000トンの大口成約を発表。

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