シカゴコーン市況=期近の主要限月は小幅続伸、大豆の一時的な上昇に追随

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2025/12    434.75      438.50      433.25      436.75      + 2.00
  2026/03    447.75      451.75      446.25      449.50      + 1.50
  2026/05    455.25      459.00      453.50      456.50      + 1.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       373,123      453,288        1,610,735 (- 11,946)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(11月24日−11月28日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
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 コーンは期近の主要限月は小幅続伸も他は反落。前日比は1.00セント安〜2.
00セント高。
 大口成約の発表を受けて値を伸ばした大豆の動きに追随する買いが見られた。大豆が
24年6月以来の高水準に達したことで利益確定の動きが見られたことで4番限以降は
マイナスサイドに値を落としたが、期近12月限〜5月限は米国の需給に関連する材料
の織り込み感から下値は堅く、堅調地合いを維持して終えた。
 12月限は434.75セントで取引を開始した後に値を落とし433.25セント
の安値を記録。しばらく433セント〜435セントのレンジで高下した後、米国の時
間帯に地合いを引き締めて438.50セントの高値に到達。高値から値を落とした後
は435セントを下値支持線とする高もみとなり、堅調地合いを維持したまま終了。

*南米諸国の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 ブラジル産地ではこの数日は前線の影響でまとまった雨量を伴う降雨が発生。この前
線は北部に停滞しているが、一方の中部および南部では今週後半から週末にかけて降雨
が見込まれる。ブラジル南部ではアルゼンチンから北上してきた前線による雨量が限ら
れると予想されるため、12月の生育最盛期にかけた生育環境の悪化が懸念される。
 アルゼンチン産地では土壌水分は潤沢が保たれている。ただ、今後はしばらくの間、
まとまった雨量を伴う降雨をもたらす前線は到来せず、局地的程度の降雨が続くだろ
う。現在の土壌水分は潤沢だが、今後、まとまった雨量を伴う降雨が見られなければ乾
燥傾向が徐々に強まるリスクが高まっている。

 シカゴ小麦は期近の主要限月は続伸。大幅高となった前日の流れに加え、大豆に中国
からの大口成約が見られたことが中国向けの米国産農産物輸出増期待を高めたことが
期近の主要限月の買い支援要因になった。4番限以降は産地の慈雨が弱材料視されて売
り優勢となった。
 中心限月の12月限は前日比2.25セント高の546.50セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 プレーンズでは低気圧が到来しているが、雨量は及び雨となる地域は北部に限られて
いる。19日にはより勢力の強い低気圧が到来するため、21日にかけて広い範囲で降
雨となる見込み。この雨は冬小麦にとって慈雨となる。また、24日前後には新たな低
気圧が到来し、再度、降雨となる見込み。気温は24日にかけて平年を上回る見通しだ
が、11月27日前後には強い勢力の低気圧が到来し、気温が低下すると予想される。
る。

今日の材料
・ブラジル産地ではこの数日は前線の影響でまとまった雨量を伴う降雨が発生。
・ブラジル産地では12月の生育最盛期にかけた生育環境の悪化が懸念される。
・プレーンズでは11月27日前後には強い勢力の低気圧が到来し、気温は低下へ。

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