●論点解説金、雇用統計でもトレンド打ち出せず=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 9月米雇用統計が発表されたが、改めて金相場を押し上げるような展開は見送られて
いる。非農業部門就業者数は前月比11.9万人増と、やや強めの数値になっている。
8月分はマイナスに修正されており、失業率は4.3%から4.4%まで悪化している
が、12月の利下げ対応を急がせるような数値にはなっていない。逆にこれで米金利上
昇・ドル高を促すこともなかったが、雇用統計を手掛かりとした反発シナリオは不発に
終わっており、最近の取引レンジが踏襲されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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