ゴム午前=軟調、上海安や円高を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は軟調。寄り付きでは、上海夜間が軟化したことや、ドル・円が1ド
ル=156円台半ばへ、やや円高に振れていることを嫌気して、売りが先行した。中盤
に入ると、日中取引の上海ゴムが下落したうえ、円高が進んだことを嫌気して、下げ幅
を拡大させる限月が目立った。TSR20は出来ず。上海天然ゴム先物も出来ず。
 午前11時51分現在のRSS3号は前営業日比0.8〜4.0円安。活発限月の4
月限は同0.8円安の334.8円、期先26年11月限は出来ず、推定出来高は
400枚(夜間取引含む)。

【4月限は軟調】
 今日午前のJPXゴムRSS3は、売りが先行した。活発限月の4月限は、安寄り
後、小動きとなっている。4月限は、21日に一代の高値339.4円を付けて以降、
徐々に上値を切り下げている。
 上海ゴムの中心限月1月限は、既に戻り場面が終了し、再び売り圧力が強まってい
る。また、ドル・円も、11月20日に1ドル=158円手前で切り返されると、徐々
に売りが優勢となり、今日は一時155円台半ばまで軟化する場面があった。JPXゴ
ムRSS3にとって弱材料が目立っており、午後は下げ幅を拡大させる可能性がありそ
うだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は売りがやや優勢とな
り、0.8〜0.4セント安で推移している。
 上海ゴムは軟調。午前11時05分現在、指標限月の2026年1月限は、前営業日
比145元安の1万5065元で推移している。

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