コーン週間展望=月例需給報告とFOMCを無事通過できるかに注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
                   [12月8日からの1週間の展望]
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     週間高低(カッコ内は日付)   12月1日〜12月5日
            始 値  高 値    安 値      終 値   前週末比
<東 京> 先限  39,000   39,600       39,000       39,000    0
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<シカゴ>5日終値 前週末比     |11月24日現在の米国産コーン収穫報告
   25/12  436.75   + 1.25      |収穫(96% 前年100%、平年97%)
  26/03 444.75   - 3.00   |
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 154.52円  前週末比 1.82円の円高
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 【前週のレビュー】シカゴコーン期近3月限は440セント超えとなると、買い戻し
が増え、踏み上げ相場となるシナリオが描ける。440セント台後半で戻り売りが待ち
受けかとした。
【シカゴコーンはテクニカルは強気もクリスマス休暇を控え方向性出にくい】
 シカゴコーンは今月2日に期近3月限が452.75セントまで上昇し、11月14
日以来の高値をつけ、V字形の上昇となった。450セント超え場面では売り越し状態
にある大口投機家の買い戻しが増えたもよう。3日に大豆安につれ安となり、反落した
が、4日には反発し、堅調地合いを維持している。450セント台で定着できていない
が、11月26日以降、14日間の相対力指数(RSI)は強気と弱気の分岐点の50
を超える状態が続き、強気。11月14日時点で総取組高は162万2681枚まで増
加。しかし11月後半から今月上旬は手じまい売買が先行し、今月3日現在、144万
8979枚まで減少。3週間足らずで約11%の減少。12月もクリスマス休暇を控
え、玉整理が進み、方向性を欠く展開か。
 8日の週は9日に米農務省(USDA)から月例需給報告、9、10日に米連邦公開
市場委員会(FOMC)の開催がある。3月限が中期線の50日移動平均線(440.
75セント)を維持して需給報告、FOMCを通過できるかに注目したい。今月半ばか
らは、クリスマス休暇を控え、玉整理が中心となり、方向感が出にくくなるが、大豆は
手じまい売りで下落となると、つれ安となるリスクがある。またアルゼンチン、ブラジ
ルの南米産地の天候にも注意が必要だ。南米産地が降雨不足で乾燥気味となると、買い
戻しの口実になろう。
【とうもろこしは取引は事実上、終焉】
 とうもろこしは、4日時点の総取組高は7枚のみ。各限月の取組高が1ケタ、または
ゼロ状態で、事実上、取引は終焉。新規売買は参加しにくい。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
 8日 国内総生産 2025年7-9月期2次速報 (内閣府)
    国際収支(経常収支) 2025年10月(財務省)
    中国貿易収支 2025年11月(税関総署)
    独鉱工業生産指数 2025年10月(経済技術省)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
 9日 キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行)
    独貿易収支 2025年10月(連邦統計庁)
    米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
       米国産穀物・需給報告(USDA)
       世界穀物・需給報告(USDA)
    建玉明細報告(CFTC)
10日 企業物価指数 2025年11月(日本銀行)
    中国消費者物価指数 2025年11月(国家統計局)
    中国生産者物価指数 2025年11月(国家統計局)
    政策金利発表(カナダ銀行)
    米FOMC声明文公表
11日 政策金利公表(スイス国立銀行)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
12日 独消費者物価指数 2025年11月確報(連邦統計庁)
    英貿易収支 2025年10月(国立統計局)
    英鉱工業生産指数 2025年10月(国立統計局)
    建玉明細報告(CFTC)

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