[本日の見通し]石油=売り買い交錯、米国債売却報道は不穏

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年4月限は売り買い交錯。目立った変動は見られな
い。
 米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、トランプ米大統領のウク
ライナ和平案を妨害するため、欧州は保有する2.34兆ドル規模の米国債の処分を検
討しているという。ウクライナ和平案を巡り、領土の譲渡やNATO加盟など多くの点
で英独仏と米国は真っ向から対立しており、欧州が米国債処分を検討しているならば不
穏でしかない。
 米国債の崩落は金融市場に核爆弾クラスの被害を発生させる公算だ。米国債が急落す
れば欧州の債券も連動し、円債も叩き売られるだろう。社債も同様である。ソブリンリ
スクから金融不安が高まることはほぼ確実で、世界中の金融機関は吹き飛ばされるに違
いない。金の現物市場などを除き、ペーパー市場は壊滅するのではないか。ウクライナ
領土のために史上最大の金融危機を引き起こすと欧州首脳が警告しているならば、常軌
を逸しているとしか言えない。
 時間外取引でニューヨーク原油1月限は前日比0.15ドル高の58.40ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは58.33ドルから58.43ドル。
 原油5月限の予想レンジは5万9500円から6万0500円、ガソリン先限は7万
1500円から7万2500円、灯油先限は8万5500円から8万6500円。
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