ゴム午前=総じて堅調、円安を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は総じて堅調。寄り付きでは、上海夜間安と円安の強弱材料が交錯
し、夜間取引と同値圏で推移した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが下げ幅を縮小
する場面があったことや、1ドル=157円台の円安を受けて、買いが優勢となった。
TSR20は出来ず。
 午前11時45分現在のRSS3号は前営業日比0.2円安〜3.7円高。活発限月
の5月限は同0.4円高の332.1円、期先26年11月限は出来ず、推定出来高は
119枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、同45ポイント
安、推定出来高は4枚(夜間取引を含む)。

【5月限は上値は重い】
 午前のJPXゴムRSS3は、今日、納会を迎える2025年12月限を除いて、約
定した限月は買いが優勢となっている。活発限月の5月限は、332円台で取引されて
いる。5月限は、18日に335.9円まで上昇後、やや上値の重い展開が続いてい
る。今日の取引でも、333.6円まで上昇したが、すぐに切り返されている。
 上海ゴムはレンジ取引や産地相場が安値圏での取引が続くなか、5月限が上値を試す
可能性は低い。ただ、ドル・円相場が、節目の158円を突破するようなら、160円
を意識した展開になる。その場合は、5月限も上値を模索する展開になるだろう。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は総じて売りがやや先行
し、0.1セント安〜0.2セント高で推移している。
 上海ゴムは下落。午前11時05分現在、指標限月の2026年5月限は、前営業日
比55元安の1万5170元で推移している。

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