[今日の視点]石油=上昇へ、ベネズエラの次はイランか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は上昇へ。2026年5月限で500〜900円高程度を想定する。年末・
年始の海外原油の変動は限定的だったが、米軍がベネズエラを襲撃し、同国のマドゥロ
大統領を拉致して連れ去った事件は相場を支えるだろう。円相場は1ドル=156円後
半で推移しており、大納会の水準を比較すると円安・ドル高推移。
 米国の退陣要求を飲まなかったマドゥロ大統領が拉致されたが、ベネズエラは何も変
わっていない。ベネズエラ暫定大統領のデルシー・ロドリゲス氏に対して、トランプ米
大統領は正しいことをしなければマドゥロ大統領よりも大きな代償を払うことになると
警告した。マドゥロ大統領の強制排除は始まりであり、ルビオ米国務長官によると今回
の軍事作戦の目標は石油ではなく、ベネズエラに対するロシアや中国、イランの関与を
排除することのようだ。米国の目と鼻の先にある非西側の存在が許される状況ではなく
なった。米国にとってキューバの存在も許されないが、ベネズエラからの石油供給が限
定されており、キューバの崩壊は時間の問題だろう。
 米特殊部隊によるベネズエラ大統領の襲撃・拉致事件は、この世界ですべての手段が
許容されることを意味している。軍事力に代表される暴力で目標を達成することが許さ
れる原始的な世界である。ベネズエラの次はイランであるとの観測が急速に拡大してお
り、イラン国内の反政府デモによる混乱を利用して作戦が始まるリスクを意識すべきだ
ろう。欧州などに向けて、米軍は兵器の輸送をすでに開始している。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【工業】09:30 ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
【納会】--:-- ゴムTSR20 2026年1月限(大阪取引所)
【決済】--:-- プラッツドバイ原油 2025年12月限(東京商品)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 雇用統計 2025年11月(トルコ統計機構)
◆ イギリス ◆
【納会】--:-- ブレント原油 2026年2月限(ICE EUROPE)
◆ スイス ◆
【経済】17:00 景気先行指数 2025年12月(KOF経済研究所)
◆ アメリカ ◆
【経済】23:00 住宅価格指数 2025年10月(連邦住宅金融局)
【経済】23:00 ケース・シラー住宅価格指数 2025年10月(S&P)
【経済】23:45 シカゴ購買部協会景気指数 2025年12月(シカゴ購買部協会)
【工業】12/31 06:30 週間石油統計(API)
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