金・銀午前=金は反発、現物高や円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 金は反発。ドル建て現物相場の上昇や円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、
ドル建て現物相場が軟調となったが、円安が下支えになった。銀はニューヨーク安を受
けて売り優勢となった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が21〜142円高、金ミニが50.0
〜170.0円高、ゴールドスポットが1103円高、銀が7.0円安。
 午前11時2分現在の出来高は、金が1万5671枚、金ミニが9635枚、ゴール
ドスポットが624枚、銀が3枚。
【NY金は利食い売りが圧迫】
 金は利食い売りが圧迫要因になった。トランプ米政権の高官は、ベネズエラから米国
への原油供給が直ちに開始され、初回出荷は約3000万〜5000万バレルになる見
通しだと述べた。原油安に振れ、金に利食い売りが出た。ルビオ米国務長官は、ベネズ
エラについて、米国には同国の安定化、復興、政権移行という3段階の計画があると明
らかにした。第1段階で安定化を図った後、第2段階で米国の石油企業のアクセスを回
復し、第3段階で政権移行を監督するという。
 11月の米雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は714万6000件と
前月から30万3000件減少し、2024年9月以来、14カ月ぶりの低水準となっ
た。市場予想は760万件。採用件数も減少し、関税措置など政策を巡る不透明感のほ
か、一部職種における人工知能(AI)の導入などを背景に、労働需要が減退している
兆候を示唆した。12月のADP全米雇用報告によると、民間雇用者数は4万1000
人増と、市場予想の4万7000人を下回った。11月は3万2000人減から2万
9000人減に上方修正された。一方、12月の米ISM非製造業総合指数は54.4
と、11月の52.6から上昇した。市場予想の52.3を上回った。
 米国は、大西洋上でロシア船籍の石油タンカーを拿捕(だほ)した。米当局者は、ベ
ネズエラ原油輸出に対する「封鎖」措置の一環としている。米ホワイトハウスのレビッ
ト報道官は、トランプ大統領が国家安全保障チームとデンマーク自治領グリーンランド
購入を巡り活発な協議を行っているとしつつも、北大西洋条約機構(NATO)同盟へ
のコミットメントを引き続き維持すると述べた。
 金先限は夜間取引で2万3212円まで上昇した。欧州時間に押し目を買われた。円
相場は1ドル=156円台後半の円安に振れた。銀先限は385.0円まで下落した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、原油安を受けて利食い売り
が出た。アジア市場では、朝方の4461.96ドルから、手じまい売りが出た。
 午前11時現在、4446.78ドルで推移、銀は7862セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が4447.11ドル、銀が7855セント。

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