前週は押し目買いが入り、4500ドル水準まで切り返す展開になった。高ボラティ リティ相場の反動で調整売りが上値を抑えていたが、4300ドル水準で下げ一服とな った。年初からは米国のベネズエラ攻撃、イランの反政府デモなど地政学リスクの高ま りが警戒され、押し目買い優勢の展開になった。ただし、引き続き持高調整のニーズも 強く、突発的な下落場面もみられ、安値修正の動きが中心だった。12月米雇用統計は 緩やかな利下げ見通しを支持するものであり、金相場に対する影響は限定的だった。 今週も押し目買い優勢の展開になりやすい。貴金属市場全体が依然として高ボラティ ティ環境二あるため意味なく急落するような展開も繰り返される見通しだが、地政学リ スクの高まりで安全資産としての買いが膨らみやすくなっている。特にトランプ米大統 領の動向、イラン反政府デモなどの動きには注意が必要。過去最高値更新も視界に入 る。米最高裁がトランプ関税に司法判断を下す可能性にも注意が必要。一方、米消費者 物価指数の発表も控えているが、金相場に対する影響は限定されよう。 予想レンジは4300〜4700ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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