【前週までのレビュー】JPXゴムRSS3は、上海ゴムにダブルトップの可能性があ るため、調整安には注意したいとしたいとした。 【調整安の可能性】 JPXゴムRSS3号の活発限月6月限は、調整安後、再び地合いを引き締めてい る。活発限月の6月限は、20日に345.0円まで下落後、上海ゴムの反発を手掛か りに23日の午前中に359.9円まで上昇し、一代の高値に迫った。ただ、上海ゴム の中心限月の5月限は、1万5500元〜1万6500元前後のレンジ相場となってい るうえ、現水準はレンジの上限に近づいてる。レンジ放れがなければ、ファンダメンタ ルズに大きな変化が見られないうえ、産地相場は先物市場に追随していないため、目 先、調整色が強まる可能性がある。上海ゴムの5月限が戻り一服となれば、JPXゴム RSS3の6月限は売り圧力が強まるとみる。 【25年の中国GDP成長率は5.0%だが】 中国国家統計局が19日に発表した中国の2025年の国内総生産(GDP)成長率 は、5.0%となり、政府目標の5%前後を達成した。米中貿易摩擦が激化する中、米 国以外への輸出を伸ばしたこと奏功した。25年10−12月期のGDPは同4.5% 増だった。 なお、同時に発表された昨年12月の鉱工業生産は同5.2%上昇と市場予想の5. 0%上昇を上回った。一方、同月の小売売上高は前年同月比0.9%上昇と市場予想の 1.0%を下回る内容となった。中国では、不動産バブル崩壊から回復が遅れており、 個人消費は依然として鈍い。また、今年の中国国内の自動車販売は、多くの自治体が資 金不足を理由に買い替え時の下取りに対する補助金を削減、もしくは停止したことか ら、伸び悩みが予想される。天然ゴム相場にとっては逆風材料となりやすい。 【上海ゴムは一代の高値を試すか】 上海ゴムの中心限月5月限が、再び地合いを引き締めている。5月限は昨年末から買 いが先行し、1月14日には1万6480元まで水準を引き上げたが、昨年7月28日 に付けた一代の高値1万6550元の手前で切り返されると、20日には1万5525 元まで下落した。だが、1万5500元割れが回避されると買いが先行し、23日には 1万6270元まで戻している。1月14日の高値1万6480元を上抜くようなら、 昨年7月28日に付けた一代の高値1万6550元を試そう。 ただ、今回の反発にファンダメンタルズからの裏付けはない。1万6500元付近で 戻り売りを浴びるようなら、1万6500元前後が厚い壁として意識され、売り圧力が 強まることになろう。 【東京ゴム活発限月の6月限のテクニカル要因】 ゴムRSS3号の活発限月の6月限は、買いが先行した。昨年12月上旬からの値動 きを確認すると、昨年12月4日に323.2円まで下落後、ジリジリと水準を引き上 げ、同月25日には340円台に上昇した。大納会の日にそれまでの一代の高値34 3.6円を上抜くと、上海高を手掛かりに買いが加速し、今月14日には素材高なども あり360.2円まで水準を引き上げた。その後は、調整安場面となり、20日には3 45.0円まで下落した。同水準が支持となると、上海ゴムが反転したことを手掛かり に地合いを引き締め、23日には360円付近まで上昇している。 買いが先行すれば、14日に付けた一代の高値360.2円が最初の関門。同水準を上 抜くと、節目の365円や370円を意識した展開になる。一方、売りが先行すれば、 節目の350円や20日の安値345.0円、さらには節目の340円付近が支持とな りそうだ。 【今週の注目ポイント】 上海ゴムに注目したい。上海ゴムの中心限月の5月限は、再度上値を試す展開となっ ている。昨年7月28日に付けた一代の高値1万6550元を突破すれば、JPXゴム RSS3にとって大きな支援材料になる。 【相場予想レンジ】 1月26〜30日のJPXゴムRSS3号6月限の中心レンジ予想は340〜370円 前後。テクニカルの支持線350.0円(節目)、抵抗線は360.2円(一代の高 値)。 MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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