[今日の視点]貴金属=金が続落、円高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が続落して寄り付く見通し。金は円高を受けて売り優勢となろう。銀は
ニューヨーク高を受けて買い優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが
ニューヨーク高を受けて堅調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は72.19ドル高
の5099.12ドル、銀が267セント高の8420セント、プラチナが58.57
ドル高の2137.27ドル、パラジウムは1.79ドル安の1715.96ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=153.17/19円で、前営業日の
大引け時点から2.19円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が2万5875円前後、銀は431.0円前後、プラチナ
は1万0160円前後、パラジウムは8500円前後。
【NY金はドル高一服で押し目を買われる】
 金はきのうの海外市場では、予想以上の米雇用統計が圧迫要因になったが、ドル高一
服を受けて押し目を買われた。
 金はドル高一服を受けて押し目を買われた。12月の米小売売上高は市場予想に反し
て前月比横ばいだった。市場予想は0.4%増。消費者が自動車やその他の高額商品へ
の支出を控えたためとみられる。一方、1月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者
数は13万人増加した。市場予想の7万人増を大きく上回り、13カ月ぶりの大幅増と
なった。失業率は4.3%と、前月の4.4%から改善した。議会予算局(CBO)
は、2026年度の財政赤字が1兆8530億ドルに小幅拡大するという見通しを示し
た。赤字は今後10年間でさらに増加する見通しで、トランプ大統領の経済政策が財政
状況悪化につながる可能性を示唆した。
 米国防総省は、米軍がイランに対する攻撃の可能性に備えて準備を進める中、追加的
な空母打撃群を中東に展開する準備を行うよう指示した。トランプ大統領は、イスラエ
ルのネタニヤフ首相とホワイトハウスで会談した。米国がイランと行っている核協議な
どについて意見交換を行ったが、「決定的」な見解の一致はなかったと明らかにした。
 銀はきのうの海外市場では、ドル高一服を金堅調を受けて押し目を買われた。
【NYプラチナはドル高一服や金堅調が支援】
 プラチナはきのうの海外市場では、ドル高一服や金堅調を受けて押し目を買われた。
 プラチナはドル高一服や金堅調が支援要因になった。米雇用統計が予想以上となった
が、ドル高が一服した。イラン情勢に対する懸念も支援要因である。一方、中国汽車工
業協会(CAAM)によると、1月の中国の自動車販売台数は前年比19.5%減の
140万台だった。政府補助の縮小、需要減退を背景に2024年2月以来、約2年ぶ
りの大幅な減少となった。ただ新エネルギー車(NEV)の輸出は2倍以上に増加し
た。国内販売が低迷する中、メーカー各社は海外市場に活路を見出している。

<今日の予定>
・企業物価指数 2026年1月(日本銀行)
・英国内総生産 速報値 2025年10-12月期(国立統計局)
・英貿易収支 2025年12月(国立統計局)
・英鉱工業生産指数 2025年12月(国立統計局)
・米新規失業保険申請件数(労働省)
・米生産者物価指数 2026年1月(労働省)
・米中古住宅販売統計 2026年1月(全米不動産協会)
MINKABU PRESS 東海林勇行

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。