[今日の視点]貴金属=急落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、急落して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク安と円高を受けて売り優
勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安と円高を受けて
軟調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は159.45ドル
安の4898.05ドル、銀が825セント安の7529セント、プラチナが
113.64ドル安の1998.21ドル、パラジウムは84.33ドル安の
1620.97ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=152.71/73円で、前営業日の
大引け時点から0.54円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が2万4900円前後、銀は410.1円前後、プラチナ
は9500円前後、パラジウムは8500円前後。
【NY金はリスク回避が圧迫】
 金はきのうの海外市場では、リスク回避の動きを受けて急落した。
 金はリスク回避の動きが圧迫要因になった。米株式市場で、人工知能(AI)による
混乱への懸念からテクノロジー株の売りが強まった。運輸株からも資金が流出した。A
Iを活用した新たなツールやアプリケーションが多くの業界のビジネスモデルを覆しか
ねないとの懸念が高まっている。AI脅威論の発端となったのは、AIスタートアップ
のアンソロピックだ。同社は、法務やデータサービス、金融リサーチに至るまで、幅広
い業界の業務を自動化することを狙った新たなツールを発表した。この発表を受け、技
術革新が多くの企業の存続を脅かすとの懸念が広がった。
 米新規失業保険申請件数は前週比5000件減の22万7000件だった。厳しい冬
の天候による影響が続いているとみられ、減少幅は予想を下回った。市場予想は22万
2000件だった。今夜は1月の米消費者物価指数(CPI)の発表がある。
 銀はきのうの海外市場では、株安や金急落を受けて売り優勢となった。
【NYプラチナは株安や金急落が圧迫】
 プラチナはきのうの海外市場では、株安や金急落を受けて売り優勢となった。
 プラチナは株安や金急落が圧迫要因になった。人工知能(AI)脅威論を受けて株価
が急落し、リスク回避の動きが広がった。また予想以上の米雇用統計を受けて米連邦準
備理事会(FRB)の利下げ観測が後退したことも下げ要因である。今夜は1月の米消
費者物価指数(CPI)の発表がある。
<今日の予定>
・中国住宅価格指数 2026年1月(国家統計局)
・ユーロ圏域内総生産 2025年10-12月期改定(EUROSTAT)
・ユーロ圏貿易収支 2025年12月(EUROSTAT)
・米消費者物価指数 2026年1月(労働省)
・建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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