ゴム週間展望=指標7月限は軟調な展開、ドル・円の152円割れに注意

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [2月16日からの展望]
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     週間高低(カッコ内は日付)         2月9日〜2月13日
<国内>         始 値     高 値       安 値       帳入値    前週比
 26年07月限      351.9     357.0(10)    345.0(13)   347.1    -  2.8
 RSS先限      355.0      355.0(9)    352.0(12)    352.0     +  4.0
 TSR20    290.0      290.0(9)     290.0(9)     290.0       0.0
 上海5月限   16265    16555(12)   16225(9)      16290     +   90
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 153.33円  前週末比 3.49 円高
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 【前週までのレビュー】JPXゴムRSS3の中心限月の7月限は、春節を控えて、
上海ゴムに買いの仕掛けが入りにくくなるうえ、ドル・円が円高方向に動く可能性があ
ることから、調整安場面になるとみた。
【7月限は売り圧力が強まるか】
 JPXゴムRSS3号の活発限月7月限は、2月2日に334.6円まで下落後、戻
り場面となっていたが、1月30日の高値357.7円接近では切り返され、その後は
売りが優勢となっている。16日からの週は、上海ゴムが春節で休場となるため、ド
ル・円相場がゴム相場を主導しそうだ。ドル・円の短期トレンドは円高となっている。
また、円高の流れが加速し、中期トレンドも円高に振れる可能性がある。その場合、7
月限は売り圧力が強まるだろう。
【ドル・円相場に警戒】
 ドル・円相場で円高の動きが強まっている。1月末から衆議院選での自民党の圧勝、
それに伴う高市政権の拡張財政への思惑から円売りが進み、選挙後の9日には1ドル=
157円台半ばまで上昇した。だが同水準で上値が重くなると、「事実で売られる」展
開となった。積み上がった円ショート(売り建て玉)は、買い戻しを呼び、12日には
152.27円前後まで下落した。今回の急落場面では、11日あたりから、新規売り
とみられる値動きもあり、これまでの円安の流れが大きな転換点に差し掛かっている可
能性がある。現状、152円付近が支持になっているが、同水準を割り込むと、売りが
加速し、節目の150円を意識した展開になるとみる。JPXゴムRSS3にとって弱
材料になるので注意したい。
【中国消費者物価の伸び率が鈍化】
 中国国家統計局が11日に発表した1月の中国消費者物価指数(CPI)は、前年同
月比0.2%の上昇となった。4カ月連続でプラスサイドを維持したが、伸び率は前月
の0.8%上昇から鈍化した。伸び率が鈍化した背景には、昨年は1月28日から始ま
った春節の大型連休が、今年は2月15日からになったことで、春節特需の旅行や食品
の需要が前年比で減少したためとみられる。 なお、同時に発表された1月の生産者物
価指数(PPI)は同1.4%の低下となり、これで40カ月連続の低下となった。
【上海ゴムは小じっかり】
 上海ゴムの中心限月5月限が、小じっかりと推移した。5月限は、1月14日には1
万6480元まで水準を引き上げたが、昨年7月28日に付けた一代高値1万6550
元の手前で切り返されると、20日に1万5525元まで下落。だが、1万5500元
割れが回避されると買いが先行し、29日に1万6790元まで上昇し、昨年7月28
日に付けた一代の高値1万6550元を上抜くと、30日には1万6970元まで上値
を伸ばした。だが、その後、流れが一変。節目の1万7000元を突破できなかったこ
とで、売りが先行。翌営業日の2月2日には1万5835元まで下落した。その後は、
1万6000〜1万6500元台で強もちあいとなっている。なお、上海ゴムは、春節
のため、15〜23日まで休場となる。
【東京ゴム活発限月の7月限のテクニカル要因】
 ゴムRSS3号の活発限月の7月限は、軟化した。1月下旬からの値動きを確認する
と、1月23日に上海高を手掛かりに一代の高値となる361.0まで上昇した。その
後は、上海ゴムの軟化に合わせ売りが先行し、2月2日には334.6円まで水準を引
き下げた。だが、同水準で支持されると戻り歩調となり、10日には357.0円まで
上昇した。ただ、357円近辺では戻り売りを浴び、12日には345.1円まで下落
し、13日の午前中は346円近辺での取引となっている。
 売りが先行すれば、節目の340円付近が支持になる。同水準を割り込むと、2日の
安値334.6円や節目の330円を意識した展開になる。一方、地合いを引き締める
と、350円台回復が最初の関門。これに成功すれば、1月30日の高値357.3円
や1月23日に付けた一代の高値361.0円を目指すとみる。
【今週の注目ポイント】
 ドル・円の動きに注目したい。9日から執拗な円買いが続いている。現状、152円
が支持されているが、同水準を割り込むと、円安の大きな流れが変わる可能性がある。
JPXゴムRSS3にとっては弱材料になる。
【相場予想レンジ】
 2月16〜20日のJPXゴムRSS3号7月限の中心レンジ予想は330〜365
円前後。テクニカルの支持線340.0円(節目)、抵抗線は357.3円(1月30
日高値)。
【相場予想レンジ】
 2月9〜13日のJPXゴムRSS3号7月限の中心レンジ予想は330〜365円
前後。テクニカルの支持線340.0円(節目)、抵抗線は357.3円(1月30日
高値)。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
16日 ●中国(春節)、米国(大統領の日)
    国内総生産 2025年10-12月期1次速報 (内閣府)
    ユーロ圏鉱工業生産 2025年12月(EUROSTAT)
17日 ●中国、香港(春節)
    英雇用統計 2026年1月(国立統計局)
    独消費者物価指数 2026年1月確報(連邦統計庁)
    独景況感指数 2025年2月(ZEW)
    米製造業景況指数 2026年2月(ニューヨーク連銀)
    米企業在庫 2025年12月(商務省)
      米週間穀物輸出検証高(USDA)
18日 ●中国、香港(春節)
    貿易収支 2026年1月速報(財務省)
    政策金利公表(NZ準備銀行)
    英消費者物価指数 2026年1月(国立統計局)
    米住宅着工・許可件数 2026年1月(商務省)
    米輸出入物価指数 2026年1月(労働省)
    米鉱工業生産・設備稼働率 2026年1月(FRB)
    米FOMC議事録公表 1月27日-28日(FRB)
    対米証券投資 2025年12月(財務省)
19日 ●中国、香港(春節)
    機械受注 2025年12月(内閣府)
    ユーロ圏国際収支 2025年12月(ECB)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米製造業景況指数 2026年2月(フィラデルフィア連銀)
    米中古住宅販売仮契約指数 2026年1月(全米不動産協会)
       農業アウトルック・フォーラム(20日まで開催)
20日 ●中国(春節)
    消費者物価指数 2026年1月(総務省)
    独生産者物価指数 2026年1月(連邦統計庁)
    英小売売上高 2026年1月(国立統計局)
    ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2026年2月速報(Markit)
    ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2026年2月速報(Markit)
    ユーロ圏購買担当者総合景況指数 2026年2月速報(Markit)
    米消費者信頼感指数 2026年2月確報値(ミシガン大)
       米週間穀物輸出成約高(USDA)
    建玉明細報告(CFTC)
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