NY原油市況=反落、米国のSPR放出を控えて売りが優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/04     100.93      102.44      92.93       93.50        - 5.21
  2026/05     98.76       99.95       91.82       92.46        - 4.38
  2026/06     94.00       94.98       88.06       88.54        - 3.94
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              1,319,570             2,071,484    ( + 18,108)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/04     383.75    -17.72
                            2026/05     358.55    -14.13
         改質ガソリン       2026/04     300.03    - 4.11
                            2026/05     295.36    - 3.80
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は反落。期近2限月の前日比は5.21〜4.38ドル安。
その他の限月は3.94〜0.14ドル安。
 今週末にも米戦略石油備蓄(SPR)の放出が始まる見通しであることが相場を圧迫
した。第1弾として8600万バレルが販売ではなく、交換方式で放出される予定。米
国を中心とする国々がタンカーの護衛を開始する可能性があることも圧迫要因。ただ、
タンカーの護衛に積極的な国は見当たらない。
 インドやパキスタン向けのタンカーがホルムズ海峡を通過し、イランの監視のもとで
タンカーの往来が回復すると期待されていることも重し。ロイター通信の報道による
と、インド海軍の護衛のもとで、2隻のインド向けLPGタンカーが通過した。イラン
はインドに拿捕したタンカー3隻の開放を要求しているという。
 イラン戦争が続くなかで石油輸出の要所のであるホルムズ海峡は実質的に封鎖された
ままで、世界の石油在庫は日々減少を続けている。中東のなかでイスラエルと最も親密
なアラブ首長国連邦(UAE)の石油基地フジャイラが繰り返し攻撃を受けていること
も懸念要因。週末に米軍はイランの石油基地であるカーグ島を攻撃したが、石油インフ
ラは被害を受けていないもよう。
 時間外取引でニューヨーク原油4月限は102.44ドルまで上昇したが、節目の
100ドルを上回る水準は重く、通常取引開始を控えて売りが優勢となった。通常取引
が始まると92.93ドルまで下げ幅を拡大。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油相場に連動した。
今日の材料
・イランのアラグチ外相とウィトコフ米特使がテキストメッセージをやり取り=報道
・米ホワイトハウスはイラン攻撃が間違いだったと懸念=米アクシオス
・トランプ米大統領、イラン戦争からの脱却策を毎日受け取る=米NBC
・ラリジャニ氏がイスラム国家に向けた6つのメッセージを発表
・米政府は石油市場に介入していない=ベッセント米財務長官
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