シカゴ大豆市況=暴落、米中首脳会談延期の可能性受け輸出増期待が後退

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2026/05   1,214.00    1,214.00    1,155.25    1,155.25     -70.00
   2026/07   1,225.00    1,225.75    1,167.50    1,167.50     -70.00
   2026/08   1,208.75    1,208.75    1,150.75    1,152.25     -66.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       553,943         279,455        1,041,642 (-    786)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出検証高(3月12日までの週)
 大 豆:96万6082トン(前週改定値:88万7003トン)
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*米気象庁発表の6−10日予報(3月22日〜3月26日)
 コーンベルト西部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る〜上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。
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 大豆は暴落。終値の前営業日比は70.00〜10.25セント安。中心限月の5月
限は70.00セント安の1155.25セント。
 米農務省(USDA)発表の週間輸出検証高は強気な内容だった。しかし、ホルムズ
海峡の安全航行確保に中国が協力しなければ米中首脳会談を延期する可能性を示唆した
ことで、中国向け大豆輸出増加期待が後退。手仕舞い売りが膨らみ、値幅制限いっぱい
の下げ幅を記録し、暴落した期近を含め、軒並み下落した。

 中心限月5月限は1214セントで取引を開始。これがこの日の高値となった。アジ
アの時間帯はやや値を落としながらも1200セント台を維持。欧州の時間帯も軟化傾
向となったが、1190セントが下値支持線として意識された。米国の時間帯を迎える
と手仕舞い急ぎの売りが誘発されるなか下値指向を強め、後半には1600セントを割
り込んだ。終盤は70セント安の1155.25セントに達し、この値位置に張り付い
たまま取引を終えた。

 米農務省(USDA)発表の3月12日までの週の週間輸出検証高は96万6082
トンで前週の88万7003トンを上回った。一方の累計は2806万1287トン
で前年の3912万3071トンを約28%下回っている。
 NOPA発表の26年2月の米大豆圧砕高は事前予想の2億2270万Buを上回る
2億0878万5000Buで、前年同月を17%上回った。一方の大豆油在庫は、事
前予想の19億2800万ポンドを上回る20億8000万ポンドだった。これは前年
同月を38%上回るほか、2月としては13年ぶりの高水準となる。
*南米諸国の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 ブラジル産地では中部で14日から15日にかけて散発的な降雨が発生。16日以
降も雨がちな天気が続き、サフリーニャコーンの作付及び生育に適した天気が広がる見
通しとなっている。一方、南部では乾燥傾向が続いており、結実期を迎えているコーン
及び大豆の生育に適さない状態となっている。今週はアルゼンチンから前線が北上し、
散発的な降雨が発生する見込みとなっている。ただ、週末までのこの雨も止むだろう。
より多くの降雨が必要となっている。
 アルゼンチン産地では14日から15日にかけて西部で降雨が発生したが、乾燥が進
み最も降雨が必要とされている南東部では降雨は発生しなかった。16日から17日に
かけて広い範囲で降雨が発生し、穀物の作柄を安定させる可能性がある。すでに収穫が
開始されているため、降雨が作柄改善をもたらすには時間的な余裕はない。

*米小麦産地の天気概況は以下の通り(民間業者の天気予報を要約)。
 14日から15日にかけて強風となり、これに伴い気温が低下したものの、16日の
週は気温の上昇が見込まれる。特に週後半には平年を大きく上回る気温が予想される。
ただ、多くの地域で土壌水分が乾燥しているため、少雨傾向の中での気温上昇は冬小麦
の作柄に悪い影響を与えることになりそうだ。南西部では干ばつ傾向が強まり、冬小麦
へのストレスも高まるだろう。ただ、一方で春の作付開始に向けた環境は整う見込み。

 大豆製品は、大豆粕、大豆油は共に大豆の暴落に追随し売り優勢となった。大豆油は
ホルムズ海峡の船舶航行が明らかとなり、原油の上昇が一服したことも重石となった。
 大豆粕5月限は前日比10.50ドル安の312.20ドル。
今日の材料
・ブラジル産地では中部で14日から15日にかけて散発的な降雨が発生。
・ブラジル産地南部では乾燥傾向が続くも今週後半には降雨発生へ。
・アルゼンチンでは16日から17日にかけて広い範囲で降雨が発生。
・米小麦産地では少雨傾向が続く。

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