[今日の視点]石油=大幅安へ、現物と比べてペーパー市場は割安?

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は大幅安へ。中心限月の2026年8月限は2000〜3000円安程度を
想定する。イラン戦争を背景にホルムズ海峡の封鎖が続くなか、供給網の正常化を示唆
するような手掛かりは限定的だったが、海外市場では利益確定の売りが優勢となった。
円相場は1ドル=159円ちょうど付近で円高・ドル安推移。
 供給ひっ迫のなかでも海外原油は反落したが、今週末に取引最終日を迎えるニューヨ
ーク原油4月限とスポット価格と乖離が注目されている。昨日の時点でドバイ原油は
1バレル=150ドルの大台に達したほか、オーストラリアやアンゴラ、ナイジェリ
ア、アゼルバイジャン、ブラジル、カザフスタンなどのスポット原油は軒並み100ド
ルを上回っている。週明けのロシアのソコル原油は105ドル程度で取引されており、
ブレント原油やニューヨーク原油に割安感をおぼえる市場参加者が多い。
 ニューヨークやロンドンなどのほぼペーパー市場に対して、現物市場の値動きは一段
と強く、米政府がニューヨーク市場に介入している可能性が意識されている。ベッセン
ト米財務長官はこの噂を否定しているが、現物が乏しくなっていくなかでペーパー市場
の割安感はまもなく解消されるのではないか。
 時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比0.94ドル高の94.44ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは93.88〜94.64ドル。
<今日の予定>
◆ 中国 ◆
【経済】10:30 住宅価格指数 2026年2月(国家統計局)
【経済】11:00 小売売上高 2026年2月(国家統計局)
【経済】11:00 鉱工業生産 2026年2月(国家統計局)
【納会】--:-- 上海ゴム 2026年3月限(上海期貨交易所)
◆ イギリス ◆
【経済】09:01 住宅価格指数 2026年3月(ライトムーブ)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 製造業景況指数 2026年3月(ニューヨーク連銀)
【経済】22:15 鉱工業生産・設備稼働率 2026年2月(FRB)
【経済】23:00 企業在庫 2026年1月(商務省)
【農産】3/17 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【納会】--:-- ココア 2026年3月限(ICEUS)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 消費者物価指数 2026年2月(カナダ統計局)
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