[本日の見通し]石油=下落、IRGC系の報道機関が封鎖解除の条件を提示

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年8月限は反落。ただ、夜間取引で下げは一服して
いる。
 イランのタスニム通信がホルムズ海峡の封鎖解除に向けた可能性のある条件を提示し
た。イランに対する制裁の解除、米軍基地の撤退、凍結資産の返還、非ドル建て貿易の
発展が挙げられている。タスニム通信はイラン革命防衛隊(IRGC)と関連が強い報
道機関で、ホルムズ海峡の封鎖解除に向けて米国が受け入れる必要のある条件である可
能性が高い。
 中東各国の米軍基地は膨大な軍事負担の割にイランの攻撃をほとんど迎撃できず、存
在意義が問われることは確実だろう。米軍基地が存在することが安全保障につながると
いう従来の考え方は間違っていたようだ。一方、非ドル建て貿易の発展については交渉
が難航する可能性が高い。ペトロダラーシステムの解体は、覇権国の崩壊を示唆する。
この報道に対する米国の反応はあるのだろうか。
 時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比1.57ドル高の95.07ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは93.88ドルから95.56ドル。
 原油8月限の予想レンジは8万5000円から8万6000円、ガソリン先限は
14万0000円から16万0000円、灯油先限は13万0000円から
15万0000円。
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