原油相場は100ドル台を回復した後、調整売り優勢の展開になった。週末に米軍は イランの主要原油積み出し拠点であるカーグ島を攻撃し、原油相場は供給リスクの織り 込みを強化していた。 しかし、100ドル台到達で目標達成感があることに加えて、ホルムズ海峡の原油流 通に対する懸念を後退させる動きが、利食い売りを誘っている。トランプ米大統領は、 各国に対してホルムズ海峡の安全確保のため艦船の派遣を求めている。良好な反応が報 告されているわけではないが、軍事力による安全確保の取り組みへの期待感が強くなっ た。また、国際原油需給への配慮で、イラン産原油の流通を認める方針も示している。 米国の判断に関係なくイラン産原油は一部出荷されているが、それを黙認する姿勢が示 されたことは、供給不安の緩和を促している。依然としてイラン情勢は先行き不透明感 が強いが、16日は100ドル台回復からの一段高は見送られた。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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